ついけん

ニュージーランドの地震で、地元のテレビ局社屋倒壊。見学に来ていた外国人ら絶望 #New_Zealand #earthquake

takosaburou ライター: takosaburou
カテゴリー: 国際情勢
投稿日:2011/2/23
タグ: ニュージーランド 大地震 死者 テレビ局

今回のニュージーランドの大地震ですが、地元のカンタベリーテレビの6階建ての社屋も被害を受け、損壊しています。発生当時、社屋には外国人の生徒もいた模様ですが、警察当局は生存者の捜索を打ち切りました。

sbs.com.auが報じています(2011年2月23日午後3時29分37秒投稿)。

「ここは特別なサイトでした。CTV(カンタベリーテレビ)は大勢の外国人がいました。私の思いはテレビ局に自分達の子供を向かわせた親御さんや、恐らくはこの地震で亡くなられた方々のご家族と共にあります」("This particular site, CTV site, had a number of overseas students in it and my heart goes out to those families that are away knowing that some of their children, family have probably been killed in this incident,")と、救出の式を取っているデーブ・ローリー氏。 「このサイトに今生存者がいるという状況は信じられません」("The situation is that we don't believe this site is now survivable," he added.)。

救助隊は瓦礫に閉じ込められた人を助けようと、懸命の活動を続けていますが、現在死者は75人に増えました。犠牲者数は、CTVビルの捜索打ち切りという悲劇的な告知により、今後増えそうです。

当初は15人が救出されたとの報道もあったのですが、後に誤報と分かり、関係者の希望を打ち砕く結果となってしまいました。

ジョン・キー総理は国家非常事態宣言を発令しました。この80年間の自然災害としては最悪で、同国で2番目に大きな街は「恐るべき規模で死と破壊」("death and destruction on a dreadful scale".)に見舞われたとの事です。

燃えるビルの瓦礫の下から救出するため、生存者の手足を切断せざるを得なかった事例もあったそうです。また、絶望的な徹夜の救出活動で助け出された人の中には、放心状態だった例もあったのだとか。

クライストチャーチ市の住人であるトム・ブリッテンデン氏は、キャッシェル通りのモールで、赤ちゃんを腕に抱いた女性に瓦礫が当たったのを目撃しました。赤ちゃんは助かりましたが女性は即死だったそうです。

「彼女から瓦礫をどけようとしたのだが…死んでいた」("We tried to pull these big bricks off (her)... she was gone," )とクライストチャーチ・プレスに語っています。

地震の翌日の正午までに75人の死亡が確認されましたが、約300人の行方がまだ分かっていません。

ニュージーランド政府は、世界各国からの救援申し出に謝意を表すると共に、副総理のビル・イングリッシュ氏は救助隊員が「可能な限り」("as long as it takes".)続けると誓った事を勇気ある行動だと賞賛しています。

ニュージーランド議会で、副総理は「オーストラリアのジュリア・ギラード首相が哀悼の意を表して頂き、数多くの救けの申し出を頂いた。我々も承諾した」("Australian Prime Minister Julia Gillard has expressed her condolences and made a number of concrete offers of help, which we have accepted,")と話しています。

「どうしたら良いかを知っている数千人ものボランティアが手を貸そうとの申し出ている」("There are many thousands of other volunteers lending a hand the best way they know how,")と副総理。

救援を申し出ているのはアメリカ、カナダ、シンガポール、日本、英国、台湾なのだそうです。

悲劇が続く中、一方では信じられないような生存者の話が幾つかありました。

徹夜で30人近い人が倒壊したクライストチャーチの建物の中から救い出されましたが、その際に投光器を使っていたのだそうです。

救助隊はカメラとソナーを使って生存を確認し、部屋毎に組織的にチェックしていたのだそうです。

なお、遺体の一時安置所としてカンタベリー警察署が使われていると、同国のラッセル・ギブソン警察長官は話しています。その数、39人だそうです。

「運転中に被災した人や瓦礫の下敷きになった人の遺体があった。そこでは明らかに生きていたのに、我々が生存先として焦点を合わせていた箇所が不幸にも違っていたので亡くなってしまっていたのだ」("There are bodies littering the streets they're trapped in cars, crushed under rubble, and where they are clearly deceased our focus unfortunately at this time has turned to the living,")と長官はラジオ・ニュージーランドに話しています。

救助隊はカンタベリーテレビとパイン・グールド・ギネスの社屋から20人から30人を収容しました。

市の中心部には危険なビルが10以上あり、点検できていない可能性があるそうです。

「市の中心部(CBD)で信じられない大虐殺となってしまった。完全に封鎖している」("There is incredible carnage right throughout the CBD, it's completely cordoned off.")。

救助隊はテキストメッセージを今なお受信し、閉じ込められた人が叩く音を聴いているのだそうです。

「何人かの人は、かすり傷1つ負わず救出できたのだが、それ以外の人の中には助け出すために四肢の一部を切断せざるを得なかった」("We've had some people that we have pulled out and haven't got so much as a scratch on them, yet we've had other people where we've had to amputate limbs to get them out,")とギブソン長官。

「今のところ、警察と市の救助隊の焦点は遺体の発見よりも閉じ込められている人の救出に焦点を当てている」("The focus of police and urban search and rescue at this stage is the rescue of those still trapped, rather than the recovery of the dead.)。

「それが重要だと認識しているし、多くの人々が徹夜で近親者の情報を待つという悪夢のような試練に向き合う人が多くいる事も知っている」("We know it will be significant and we know there are a lot of people going through the nightmare ordeal of waiting for news of their loved ones.)。

「この業務に関わる全ての政府機関が、可能な限り状況を明らかにし、家族や友人に答えるべく頑張っている」("All of the agencies involved in this operation are working as hard as possible to bring some clarity to the situation and some answers families and friends.")。

今回の地震は、午後0時51分に起きました。クライストチャーチの南東20キロが震源地で、深さ5キロだったそうです。

余震は120回以上もあり、多くがリヒター・スケールで4.0を超していました。電力や水道が市の広い範囲で利用出来なくなっています。ランチタイムに起きたので被害が甚大となってしまったようです。

死者の総数は現時点で史上2番目となっています。1931年にマグニチュード7.9の地震がホークスベイであり、この時には256人が亡くなっています。ちなみに今月80周年になる筈でした。

クライストチャーチの救急病院は、対応に大わらわで極端に忙しくなっているとの事で、非常事態宣言も5日間は続くと予測されています。

今回の地震は昨年9月4日に起きたマグニチュード7.1に次ぐ規模でしたが、震源地が浅かった為に被害規模は大きくなってしまいました。

犠牲になった方々のご遺族に哀悼の意を表します。義援金活動を始めないといけませんね。

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