ついけん

グレート・ファイアーウォールの考案者「中国はインターネットのコントロール強化を」 #egyJP #China #crackdown

takosaburou ライター: takosaburou
カテゴリー: その他
投稿日:2011/2/22
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中国でインターネット検閲の悪しき象徴となっているグレート・ファイアーウォール(GFW)の考案者、方滨兴氏が「中国はインターネットのコントロール強化をするべきだ」と発言しているのだそうです。sacbee.comが報じています(2011年2月18日午前7時1分投稿)。
方滨兴氏は北京邮电大学(Beijing University of Posts and Telecommunications)の学長なのだそうですが、中国の指導層は、中国の一般庶民へのニュースや情報の流れを引き続き強くコントロールし続けるだろうと示唆しています。

方氏は滅多に取材に応じないのだそうですが、金曜に発行されたグローバル・タイムズの英語版にインタビュー記事が掲載されました。時あたかも、インターネット上の自由を強く後押しする事を計画しているアメリカの外交政策に対して中国当局が強い非難を浴びせているというタイミングでした。

ちなみに、上記のアメリカの計画はヒラリー・クリントン国務長官の発言でして、先週火曜に行われました。クリントン国務長官は今年2500万ドルを追加的につぎこんで「インターネットの抑圧と戦う」(“fight against internet repression.”)と表明しています。演説の中で、同氏は最近エジプトであった反政府蜂起に於けるインターネットの役割に脚光を浴びせ、同時にウェブに対する強攻策を採る抑圧的な戦術を倍増させ続けねばならない国々には「独裁者のジレンマ」(“dictator’s dilemma”)を作り出されていると示唆しています。

クリントン長官の演説では、中国について5回も触れていました。その長官の記事を北京の中国大使館が投稿したところ、幾つかの中国のサイトでブロックされたそうです。

中国外交部の馬朝旭広報官は木曜、ホワイトハウスの構想を非難し「我々はインターネットの自由を口実に、他国の国内問題に干渉する如何なる国々とも戦う」(“we are against any other countries using Internet freedom as a pretext for interfering in others' internal affairs.”)としています。

そうした中国側の検閲の効果にもかかわらず、方氏は仮想プライベートネットワーク(Virtual Private Networks=VPN)で回避可能なソフトウェアのプラットフォームがある事について懸念しています。数字についてはあきらかでないものの、外貨を使ったクレジットカード決済でVPNを定期利用してアクセスしている中国人は極めて少ないものとみられているそうです。

それでも方氏は「現在GFWは完璧ではなく、今なお改善が必要だ」(“so far, the GFW (Great Firewall) is lagging behind and still needs improvement.”)と結論づけています。

方氏は現在50歳。同大学学長に就任するまでは公安部の顧問をしていました。その方氏は自宅で6種類のVPN接続を行い「どのサイトでGFWかVPNのいずれが勝つか」(“to test which side wins: the GFW or the VPN.”)試験を重ねているのだそうです。

グローバル・タイムズの記事で同氏は、「海外勢力による中国を脅かすソフト・パワー」(“soft power threat to China from foreign forces.”)を代表するインターネットを開放せよとする2つのテクノロジー(GFWとVPN)が「戦争」(“war”)していると発言しています。

その例として、方氏は中国が全面的に支援している北朝鮮の全体主義体制を例に挙げています。

「幾つかの国は北朝鮮がインターネットを開放する事を望んでいるが、もし実際にそうしたら他国が優位に立ってしまうだろう」(“Some countries hope North Korea will open up its Internet,But if it really did so, other countries would get the upper hand.”)。

GFWプログラム開発での方氏の役割に対し、中国の「ネチズン」(“netizens.”)は嘲笑の対象にしています。同氏が昨年12月に人気ブログサイトでページを起ち上げた際、ユーザーは様々な侮辱や痛罵を投げかけました。

方氏は、GFWをもっと「善悪の情報を見分ける」(“distinguishing between good and evil information.”)ように使うべきだと自覚しているのだそうです。

ウェブサイトが「微妙な」(“sensitive”)言葉を含む情報が、あらゆる場所でブロックされてしまう事に対し、もっと微妙なニュアンスを感知するソフトウェアを使って今後は問題を扱うべきだとしています。

「飛行機の搭乗客が水を持ち込めないようなものだ。我々のセキュリティ・ゲートは水とニトログリセリンを十分判別できないからね」(“It's like when passengers aren’t allowed to take water aboard an airplane because our security gates aren't good enough to differentiate between water and nitroglycerin,”)。

愛国無罪って訳か。何となく、フリッツ・ハーバーを思い出してしまった。ハーバーの奥さんは自殺してしまったけど、このオッサンにもいずれ同等の衝撃が襲ってくるだろう。

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