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孫正義、民主党議連で吼える。「わが国の情報通信戦略について」書き起こし Part3

kokumaijp ライター: kokumaijp
カテゴリー: USTREAM
投稿日:2010/11/12
タグ: ustream

民主議連ソフトバンク社長講演



民主党「情報通信議員連盟」総会、ソフトバンク孫正義社長の講演の書き起こし、Part3です。

孫社長の講演のあとの質疑応答部分の書き起こしを行ないました。



Part1はこちら。

孫正義、民主党議連で吼える。「わが国の情報通信戦略について」書き起こし Part1



Part2はこちら。

孫正義、民主党議連で吼える。「わが国の情報通信戦略について」書き起こし Part2





@masason







司会(高井たかし衆議院議員):



どうもありがとうございました。

予定をはるかに超えて大熱弁をふるっていただきましたけども、これだけ多くの先生方に残っていただいてますので、せっかくの機会ですので、(孫社長に向かって)若干お時間よろしいでしょうか? ご意見、ご質問ある方いたら挙手をどうぞ。

よろしいですか? はい、大谷さんマイクをまわします。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演117





質問者1:



大谷です。大変力強いプレゼンテーションで圧倒されました。

私は孫社長を尊敬してるのは、インフラビジネスとはどうあるべきかを一番ノウハウも含めてご存知で、ボーダフォンを買収されたときにどんなもんかと思っていましたけども、結果として今の状況になってる。そういう意味では、経営センスには賛同しているものです。



ただこの話はもう少し、具体的なFS(註:フィージビリティスタディ=実現可能性の検証)を示していただかないと、なかなか我々も決断しきれないところがあるんじゃないか。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演118



特に一番気になるのはやはり、移動体通信が日本の場合、これだけアプリケーションも含めて拡大している。

その中で移動体通信についてはある種ARPU(註:加入者一人あたりの売上額)が非常に高いので、投資に対する回収も、当初想定してたよりも比較的やりやすかったのかなと。



この固定系のブロードバンドに関して言うと、アプリケーションはいろいろ民間で生まれてくると思うんですけども、本当に果たしてそこでの収益増が、ARPUが本当に上がるのか、というところが極めて不透明で、ITリテラシーをどんどんあげて、どんどん固定網も使ってもらう事になってくるんでしょうけれど、そのへんの具体的なフィージビリティ(実現可能性)がよくみえない。

そのへんぜひちょっと教えてください。







司会(高井たかし衆議院議員):



ちょっと時間がないのでまとめて、どうしてもこれだけ言いたいという方がいれば。いいですか?







質問者2:



社長どうもありがとうございました。

途中から参加させていただきました。



私は前は新聞社という紙媒体におったもので、その中でiモードをNTTドコモとやって、結構いい思いをさせていただいたことがありまして。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演119



その時の思い出話になっちゃうんですけども、ドコモのパーティに呼ばれたことがありまして、僕らみたいな、いわゆる提供業者さんたちを集めてやったんです。



NTTの人たちが自分たちだけで飲み食いして、僕たちのところには話かけてこなかったんです。

普通ああいう場では「こんにちは」ぐらい言うのが普通なんだけど、この人達はやっぱりお役所なんだなあと僕はすごく感じたんですね、その時に。



だから、この資料を見させていただいて、すごくいいなと思うんだけども、中にいるのは人材、人間だということを考えた場合、いま私はJAL問題を手がけていて同じような部分がある。

半官半民みたいな会社。

頭の中のアプリケーションというのはどうなっちゃってんだろうというところを、どういうふうに孫社長は考えてらっしゃるか。









司会(高井たかし衆議院議員):



この2問のご回答いただいて、しめさせていただきます。







民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演103



孫正義社長:



光ファイバーで一顧客あたりのどういう収入があって、需要があって、だから光ファイバー引かれてるのか、ちゃんと採算の合うやり方でいくのか。



まさにNTTさんがそれをいつもおっしゃってるんです。

だから、田舎には引きたくない。採算があわない。

だから高くてもしょうがないんだ、と。



これは、ずっと同じことをNTTさんは言っていて、今回の議論でもそのことは一切変わってないんです。



だから、2025年になっても光100%約束できない。

「光の道」は約束できない。

値下げ、それは当然無理です。赤字です、と。



物事はやりようだ。

ボーダフォンジャパンの時だって、できない理由はいっぱい言ってた。

大将が変わったらいきなり純増1位になれた。



やりようだ。

だから私は「できない、できない」と言う経営陣にいつまでまかせるべきか? ということを問うてるわけです。



分社化して、できる。やります。リスクも取る。4兆円分のリスクも取る。で、やってみせます。税金を1円もつかわずに。



ということで、経営陣が変わって、その目指す経営のターゲットが変われば、物事はできる。





犬や猫でも無理やり水飲めといっても飲まないですよ。

ましてや、人間は無理やりやれって言ったって、やりたくない人にやれっていったって無理です。



ですから、分社化して、やれると、やりますと、自分のリスクでやりますと、言うとこにちゃんと分社化して新しい経営陣をそこにいれてやるべきだ。

一社もリスク取らないのなら、私はとってみせますと申し上げてるわけですね。







民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演106



2番目のご質問ですけども。

NTTさん半官半民だ。もともと国営ですから、おっしゃるとおりです。

今の話と通じるところですね。



あの方々が若い時に、メタル回線を日本中に引くんだと、高い志でやってたときってのは、まさに日本の成長期。本当に高い志に燃えてやられたんだと思います。



ですから、心の本質的には自分たちは国民のためにやるという、高い志が眠ってると、眠ってる高い志を呼びおこしてあげさえすれば、つまり経営陣さえ変われば、経営陣の願う志、目標、それに対して働いている社員のみなさんは、実は大変純粋で、たいへん能力があって、高い志に共鳴いただける。



我々いくつか企業を買収しましたけれども、同じことですね。

やはり新しい経営陣で、高い志で本当に国民のみなさんにより安く、より早く、隅々まで、志かかげけてやれば、全然できないことではないと思います。



ですから私は、嘆く必要はない。まだ手はある。



でも、これをいつまでも小田原評定してると、決めきらないでいると、また失われた10年になります。



NTTさんの今の案では2025年以降とおっしゃってるわけですから。

また失われた15年になる。

それでいいですか? と言うことが私のポイントです。







司会(高井たかし衆議院議員):



はい、ありがとうございました。

冒頭申し上げましたとおり、再来週24日の日には今度はNTTさん、NTT労組さんにも着ていただて、ご意見を伺いますので、またその時にご参加いただいて意見交換できたらと思います。

では最後に会長から。







原口一博前総務大臣:



孫社長、本当にありがとうございました。



私は松下幸之助さんに育てられましたけれども(註:原口氏は松下政経塾出身)、彼はビジョンを示し、理念を示し、できない理由を言いませんでした。

できるために何をするか、ということを言いました。



去年のちょうど今頃ですが、総務大臣を拝命して、アメリカのFCC(連邦通信委員会)のジェナカウスキーさん、彼はオバマさんの同級生ですが、彼と4つのプロジェクトを走らせています。

サイバーの安全保障、その時に私は思いました。



アメリカが2020年にアクセス100%、1億人ということであれば、日本が2020年で同じ目標で、私たちが勝てるだろうか?



20年間ずーっと停滞してきたこの日本が、最後の望みをかけるのはここしかないんじゃないか?

ということで「光の道」の構想を出させていただきました。



ですから、バージョン1では2020年になってるものが、なぜ2015年になったかというところであります。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演108



政治は決断です。夢を形にするのが政治です。

できない理由を言うのが政治ではない。

私たちはそこに向かう確実なプログラムを作る。

これが国民に対する私たちの責任だと思います。



しかし、いろんな角度でまた違ったこともお話がされると思います。



今日、孫社長からいただいたのは熱い志でした。



同じ時期にビル・ゲイツさん、スティーブ・ジョブズさん、あるいはこのあいだ日本に来てクラウドのセンターを置いたベニオフさん(註:セールスフォースドットコムCEO)、いろんな人達が世界の情報通信のパラダイムを変えています。



私たち政治家は、そのパラダイムに対してどう働きかけるか、これが私たちの仕事だということを申し上げて、感謝にかえたいと思います。

本当にみなさん、孫社長、ありがとうございました。







(了)









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コメント一覧

    • 1.
    • 2010年11月12日 14:31
    • 原口、今後はNTT労組からの献金無しなw
    • 2. くだらない。
    • 2010年11月14日 01:46
    • もう、国内の銀行は孫を相手にしていない。
      それだけ「リスク」が大きいと判断しているため。
      そんな「リスク」に日本を任せることができるのか?
      総務省も、識者も、日経にも愛想をつかされているのに・・・。
      民主党はなにやってんだか・・・。
      このブログに客観性を加えるために、以下のURLをば。
      http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20101110/1028434/
      もし記事が削除されていましたら、「数値が信頼できない」というキーワードでググッて下さいな。
      このキーワードで検索されるのは「ソフトバンク 孫」の記事「だけ」です。日本で唯一の検索結果を是非!
    • 3.
    • 2010年11月14日 18:39
    • こんなのに騙される奴らの知能レベルが低すぎる。
      原口は、次回選挙は連合の推薦なしで落ちればいいんだ。
      ソフトバンクと言う会社には、組合もないんですよ。
      ようは嫌いな奴はさっさと解雇できる訳ですね。
      旧日本テレコムの方々が若干名で組合を結成されているようですが。
      そんな連中に、日本の未来を託せるはずがない。

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