ついけん

孫正義、民主党議連で吼える。「わが国の情報通信戦略について」書き起こし Part1

kokumaijp ライター: kokumaijp
カテゴリー: USTREAM
投稿日:2010/11/10
タグ: ustream

民主議連ソフトバンク社長講演



本日(11月10日)、民主党「情報通信議員連盟」総会にて、ソフトバンク孫正義(そんまさよし)社長の講演が行われました。



政権与党の政治家である民主党議員を前にして、孫さんが普段と変わらぬ情熱で「IT立国」「光の道」について熱く語られました。



多くの人に読んでいただきたい内容であるため、勝手ながら書き起こしさせていただきました。



動画とあわせて御覧ください。



ソフトバンクのサイトで動画とプレゼン資料を同時に見ることができます。

わが国の情報通信戦略について | ソフトバンク株式会社



USTREAM録画

民主党「情報通信議員連盟」総会 孫正義 講演「わが国の情報通信戦略について



プレゼン資料(PDF)

IT立国による日本の新たな成長



民主党 情報通信議連@masason



Part2

孫正義、民主党議連で吼える。「わが国の情報通信戦略について」書き起こし Part2

Part3

孫正義、民主党議連で吼える。「わが国の情報通信戦略について」書き起こし Part3







ソフトバンクの孫です。

大変お忙しい先生方にお時間いただきまして、私の話をさせていただく機会をいただきましたことをまず感謝申し上げます



それではさっそく、プレゼン資料を用意しておりますので、それを見ていただきながらいきたいと思います。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演01



まず、今日現在の日本の現状ですけど、いろんな問題がある。

既に皆さんご存知の通りですけども、競争力の低下、医療費の問題、財政、GDPの低迷、いろんな問題がある。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演02



今のままでいきますと、日本のGDP、今年中国に抜かれたわけですが、いま尖閣諸島の問題だとかいろいろございますが、このままで行くと、8年後には中国のGDPが日本の倍になる。



GDP中国に抜かれるか抜かれたか、というのは今年の状況ですけども、倍も抜かれるとですね、なかなかこれはいろんな意味で、国際間の交渉力も、あるいはその他の問題でも、さまざまな問題がより難しくなる。



それだけ日本の国力が落ちる。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演03



で、このまま悲観論をここでブチましても暗くなるだけですので。

今のままでいくとまずい。しかし、諦めるにはまだ早い。まだ間に合う。

というのが今日のテーマであります。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演04



何をどうすれば間に合うのか。

IT立国による日本の新たな成長、ということです。



これが日本を救う鍵になる。

私は思っております。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演05



今の日本に必要なもの、それは何か。

長期ビジョンだ。



民主党も、そして自民党もその他の党も、選挙のたびにマニフェストをかかげますけども、このマニフェストが3年、5年の身近なターゲットだけでは、マニフェスト達成できなかった、できたという議論で終わりますが、もっと必要なのは20年後30年後の日本をどうするんだという長期のビジョンではないか、と私は思います。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演06



そういう意味で30年という単位でみるとどうなるのか。



今、日本のGDPの成長は、各国のアナリストによると今後1%平均くらいしか伸びないだろうと言われております。



実際に過去20年の平均成長率は1%か0%、その程度でございました。

失われた20年ということです。



もし今から30年このまま続くと、どうなるのか。

中国に抜かれた、中国に倍抜かれるどころの話でなくなる。

日本は世界で8位になる。

なんと、アメリカ・中国に抜かれるだけでなく、インド・ブラジル・メキシコ・ロシア・インドネシアまで抜かれる。



もしかしたらそれらの国々には日本がODAで助けてる国じゃないか。

助けてる国から逆に抜かれてしまう、というのが日本の今おかれている目先真っ暗状態。



せめてそれを3%成長にしようじゃないか。

3%やっても4位になります。

3%、かなりむずかしいです。毎年平均3%伸ばすのはですね。

3%やったとしても中国・アメリカ・インドに抜かれて日本は4位になる。



せめて、ブラジル・メキシコ・ロシア・インドネシアに対してはまだ競争力を保ちたい。



この競争力を保つには、なんと3%成長を持続させなければいけない。

かなり高いハードルです。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演07



この3%成長するとどうなるのか。

今現在のGDPが500兆円弱です。

この500兆円が1%成長で700兆円。

2%成長で900兆円。

3%で1200兆円。



ですから現在のGDPの500兆円から、あと700兆円増やさないと、つまり倍以上にしないと3%というのは達成できない。



3%達成しても4位ですからね。

3%達成するには700兆円上積みさせなければならない。



大変な問題ですね。

この700兆円、何の、どの産業でそのギャップを埋めるのかというのが、いま我が国に求められている中長期のビジョンだ。

日本の本質的な成長戦略をどう描くのか。

どの産業でこの700兆円のギャップを埋めていくのか。



3%伸ばしても世界で4位になるということですから、目標4位といってもなかなか国民の元気がでない。産業界の気合も入らない。



そこで別の角度でものさしをとると。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演08



3%成長いければ、日本は先進国の中で一人あたりGDPでは世界一になれる。

一人あたりGDP、つまり国民からみたら国がどれだけ金持ちかも大切ですが、国民一人あたりの生活実感、生活レベルとしてどうなんだ、と。

最後はそこにいくと思うんです。



そういう意味で、国民一人当たりGDP世界一をなんとか目指そう。

これであれば気合の入るビジョン、目標になるんではないか。

先進国の中で一人当たりGDP世界一。

3%成長いけば実現できます。



そこで。

それでもその3%成長、700兆円追加で伸ばすというのは大変であります。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演09



どの産業で伸ばしたらいいのか、というのがまさに戦略。

国家戦略になるんではないか。

私は思います。



成長産業への集中的なヒト・モノ・カネのシフト。



会社の経営で言えば、伸びる事業部にヒト・モノ・カネを寄せる。

衰退する事業部、赤字の事業部から、これから新規に伸ばせる事業部、儲かる事業部にヒト・モノ・カネをシフトする。



会社で言えば当然のことですよ。



国家経営でもまったく同じだ。

なんにもかわらない。

100%一緒だ。

私は断言しておきます。



ですから国家のビジョンには戦略が必要である。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演10



そこでこのページを見ていただきたい。



どの産業が伸びるのか。

伸びているのか。

過去20年見てみて、伸びない産業はずっと伸びないんですね。



ここで何か奇を衒ったアイデアを一発だしたところで、たかが知れている。

伸びる産業を伸ばさなきゃいけない。

50年100年の戦略的ビジョンで、伸びる産業、ここを伸ばさなければしょうがない。



いまTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の問題も重要な議論になっておりますが、農業・漁業全部足してもGDPの2%ぐらいです。

農業だけで1.5%ぐらい。つまり20兆円です。



20兆円を2倍にしても40兆円です。

3倍にしても60兆円です。



つまり20兆円の農業・漁業を倍にしても20兆円しか増えない訳です。

我々が増やさなきゃいけないターゲットは700兆円です。



700兆円伸ばさなきゃいけないところの議論が国家運営、国家経営に最重要戦略です。

ということを改めて私は申し上げたい。



そういう意味では組立産業ではない。

労働集約型産業ではない。

労働集約型産業はやはり賃金の安い国々に持って行かれる。

それは理の道理。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演11



ということで、知識集約型、知恵で勝負する。



日本の元気だったときというのは、ソニーさん、トヨタさん、松下さん、ホンダさん。

皆その時代の最先端の技術を使って、知恵を使って、ただの精神論では無理だと思うんですね。

やはり最先端の技術を使って伸ばしていった。



これから伸びる産業、伸ばさないといけない産業というと、知恵を集約した産業。IT産業だ。

そういうことに私はなると思っております。



労働、就職者、ワーカー。

(IT産業の)労働者のパーセンテージでは今3%です。



会社でいえばどの事業部に何人社員をおくか、ということでいえば、まだ3%しか投入されてない。

これを倍増、3倍増、10倍以上しなきゃいけない。



GDPの中に占める割合。

あるいは成長ドライバーという意味では成長のところの40%ぐらいがIT関連、ICT関連ということです。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演12



ですから、この80年代、日本が元気だったころは電子立国。

メカトロニクス立国だ。



アメリカが復活したのはITで復活した。

ITで伸びる産業、会社を売り買いするという意味で、ウォールストリートも復活した。金融も復活した。



産業界としてアメリカが復活した一番の要因である、一番その時代の最先端の技術であるITを、日本もやり、アメリカを追い越す。



アメリカはメカトロニクスで世界一になった、それを80年代の日本が追い越して競争力を取り戻したわけですから、同じようにもう一回、アメリカが世界最先端をいってるITを、日本が知恵の力で、技術の力で追い抜く。

そうすれば処方箋としてまだいける。

諦める必要はない。



そういう意味で、まさに2010年代、ここから日本がIT立国をしないといけない。



もう一回電子立国というのは手遅れだ。メカトロニクスでは手遅れだ。

そういう産業は中国・インド、あるいは台湾・韓国というところにシフトしていく。

ましてや農業で取り戻すのは不可能です。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演13



復活の事例を会社に例えるとどういう会社があるか。

一つ例をあげます。



倒産寸前だったアップル。

これがなんと、全世界のIT、テクノロジーの分野で、グーグル、マイクロソフトを抜いて、世界一の時価総額になった。

全部の産業の中でも時価総額世界2位。

他の産業全部抜いたわけです。



つぶれる寸前だった会社が、なぜここまで復活できたのか。



たった一人、スティーブ・ジョブズがアップルに戻ってきた。



彼は何をやったか。

工場を売却しました。

アップルはハードメーカー、ソフトとハードのメーカーですけども、一台も生産してません。



製造業のものづくり、日本ではすぐ「ものづくり」という言葉にノスタルジーがあって、マジックワードのように言いますけども。



アップルはものづくりの、モノの生産工場は売却した。



じゃあ何をしているのか。

アップルはハード売ってますよね。



でもそのアップルは設計をしてるんです。

ハードの設計をし、デザインをし、ソフトの設計をし、開発をし、マーケティングをし、ブランディングを構築し。



ということで新しい時代のイノベーションをしている。



下請けとして、台湾のxxxに製造工場をさせている。

労働人口は中国の工場で組立をさせている。



粗利率が40%弱。

営業利益率で30%近くある。

ものすごく儲かってる。



日本の誇るソニーやパナソニックは3%ぐらいの営業利益率。

10倍利益率がある。



しかも伸び率は倍々ゲームで伸びている。



ですから日本の国が「ものづくり」と言っても、その組立をやるのではなくて、設計開発をするという、頭脳集約型国家に生まれ変わらなければいけない。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演15



IT立国でもう一度日本が世界一を取り戻すということで、何をすればいいか。



お隣の国の韓国は、90年代IMF危機で国そのものが倒産寸前に追い込まれた。



そのときに実は私、金大中(キムデジュン)大統領に呼ばれました。

大統領就任直後です。

そのときに私とビル・ゲイツ、2人呼ばれまして、大統領から



「孫さん、ビル・ゲイツさん、我が国はつぶれそうだ。

復活させなきゃいけない。

国が倒産する。

どうしたらいいか知恵をくれ」



と聞かれましたので、私は3つある、と言いました。



「1つ目、ブロードバンド、

2つ目、ブロードバンド、

3つ目、ブロードバンド」



ブロードバンドだ。



大統領が隣にいたビル・ゲイツに、



「ビル・ゲイツさん、あなたはどう思いますか?」



彼は「100%賛成だ」

言いました。



大統領は、

「そうか。孫さんとビル・ゲイツさん2人がこれをやれというなら、私はこれをやる。わかった、約束する。

ところでそのブロードバンドって何ですか」



「それは一言でいえば高速インターネットです。

大統領もインターネットはご存知ですよね?」



「それぐらいはわしも知ってる」



「それを高速にする。単に高速にするんじゃなくて1000倍高速にする。これがブロードバンドです」



インターネットで韓国は出遅れた。

アメリカが1位、2位が日本。韓国は出遅れた。

インターネットで出遅れたけど、もう一度仕切りなおして1000倍高速のブロードバンドインターネットでは韓国はもう一回仕切りなおし、スタートラインに並びなおして、やれる。

これで世界一になることのポジションを取り戻そう。



ということを言ったら、大統領が「わかった、これをやる」ということで、大統領命令で韓国のIT基本法が出来ました。



結果、韓国は世界一のブロードバンド国家になった。

日本は3位です。

3位ですから、まだ1位に抜き直せる。



ADSLで一回、日本は世界一安い・速いという国になりました。

でもそれは今3位に転落してますから、もう一度これを抜きなおして世界一になる。



インフラさえ整えば、アプリケーションは民間が頑張ります。

そういう意味で、天下国家のことを議論される議員の先生方、国会、政府。

これはインフラの議論をまず集中してやるのがあるべき姿だ。





民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演16



そこでIT立国世界ナンバーワンへ。

というビジョンを日本の成長戦略の一番のど真ん中に据えるべき。

ということを提言したい。



2番3番はなくて、これ1つというぐらい、集中的に。

戦略というのは戦いの大枠をきめて、他は全部はしょる、これが戦略という言葉の意味です。

決断というのは、決めて他を切る、というのが決断です。



役人の皆さんとか、ジャーナリストの皆さんは、常に両論併記しなきゃいけない立場にある。

かたっぽ言えばもうかたっぽの弊害も言わなきゃいけない。



これでは国は動かない。



最後は腹を括る政治家の先生方。

先生方にあんまり細かいことを言ったって得意じゃないと思うんです。

学校の成績でも僕のがよかったかもしれない。



僕もあんまり細かいことを覚えるのは得意じゃありません。



政治家の先生方に求められるのは、重箱のすみっこの話じゃなくて、ど真ん中のど真ん中で腹を括る。

このことだけだ。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演17



法律を決める。

それ以外に役割はない。



xxするのはどうでもいい。



法律を決めるのは民間人にはできない。

議員の先生方にしかできない。



だからその法律、立法府の一番の中心におられる先生方が腹を括っていただきたい。



新成長戦略に御託を100もならべたってわけわからん。

中心を一本に絞らなあかん。



アップルのスティーブ・ジョブズが何をやったか。

一本絞ってiPod。

それを延長させてiPhone。

これだけで復活できたんです。



工場を売り払う。

最高のイノベーションをする。

ということで復活できた。



日本全体がそういう復活劇を演じなきゃいけない。



だからIT立国。

これで日本を復活させましょうと決めて、他を絞りましょう。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演18



IT立国は何をすればできるか。

簡単です。

そんなにむずかしいことはありません。



人を作らなければならない。

ITを担える人間を作らなければいけない。

どうやって作るんだ。



簡単です。

学校教育です。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演19



今から30年後の日本が平均3%の成長をし続ける。

30年後の日本を担う人間、その時に40歳になる人間。



今10歳。

いま小学校3年生4年生の10歳の子供たちに、ITを徹底的に覚えさせる。

自由自在に触れる。

読み書き算盤。ソロバンいまどき使わない。

ITを使いまわせる、自由自在に使いこなせる人間が、日本の子供たち、学校にどーんと普及して、国家の人事異動をしなければいけない。



国家の人事異動は教育以外に何をもってやるのか。



お金かかりません。

政治家の先生方が腹を括るだけでできる。

私の成長戦略へのアドバイスは、税金使いましょうという話ではない。



ですからぜひこれを教育の中に。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演20



30年後の企業人に求められるものは何か。

リーダーシップです。

オールサラリーマン化しているこの日本の企業界、産業界。

リーダーシップを育成する。

競争意欲。

プレゼン能力。

グローバルな交渉力。

検索能力。

分析能力。



丸暗記なんかしなくたって検索能力があればすぱーっと出てくる。

応用能力、説得能力。

こういうものをしなければならない。



そういうものを学校教育の中心軸に据える。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演21



しかもそれを全ての小学生・中学生・高校生・大学生、1800万人の学生がおります。

教師教員をいれて2000万人です。



教員と生徒、全ての学生、先生方2000万人に、電子教科書を無料で配布します。



日本語は日本人全員しゃべれるわけです。

今から必要なのは3つの言語です。

日本語と英語とIT言語。

これを小学校1年生からバリバリつかえるという状況にしなきゃいけない。



そのためにはITをわざわざ教えるというのももちろん大切ですが、すべての学問を勉強するときに電子教科書を使っていると、知らないうちにITとはなんぞやというのを体で覚えていく。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演22



ちなみにこの電子教科書を全ての学生に配るのにいくら金がかかるか。

月1学生あたり280円。

約2万円でハードができます。

6年でリースのような形にします。



月280円です。

これは子ども手当の内数でできる。1万3000円。

現金払ったって親がパチンコ代に使っちゃう。



それよりも1万3000円の内数で280円。

まあ外数でもいいです。

どっちにしろ280円ぐらいなら誤差です。



現物で電子教科書を学生に配る。

その電子教科書で何をするか。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演23



学生たちは、感動を覚える。

勉強をするのに感動を覚えるということほど、学生たちに効率よくものごとを覚えさせたり、考えたりということはない。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演24



紙の教科書よりはるかに言葉がしゃべれるようになる。

英単語がちゃんとしゃべってくれる。発音記号じゃなくて。

中国語もしゃべる。



こういう形のものになるとはるかに言葉も早く覚えれる。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演25



これを教育クラウドで全部すべての学生、先生が、Wi-Fiで、無線でつながる。

教室まで、あるいは自宅までは光ファイバーが来てる。

教室の中、自宅の中、おじいちゃんおばあちゃん家に遊びに行ったときの家の中、建物の中ではWi-Fiでつながってる。

建物の内壁までは光ファイバーがきてる。

こういう状態にすべきだと。



そうすると新しい問題だとか、生徒の学習度合いとか、先生が把握できるし、国が配った端末ですから、もちろんいじめのメールだとか、そういうのは全部遮断できる。





民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演26



もう1つは医療です。

医療費でいま国が倒産しかねない状態にある。

これもクラウドです。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演27



すべての医療関係者に電子カルテを配る。

これも月280円。

(電子教科書と)同じハードでできます。



これが300万人の医師、看護師、薬剤師、医療事務の人々、全員にタダで配る。



これも月280円ですから、年間費用はたった100億円で済みます。



年間100億で何がどうできるんだ?



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演28



だいたいこれをやると、現役のお医者さんにも聞きましたけれども、3割くらいコスト効率がよくなる。

重複検査がいらなくなる。

医療事務がコストダウンできる。



3割削減できるといくら削減できるのか。

10兆円削減できます。



年間100億円の投資で10兆円の医療費の削減ができる





ちなみに隣の台湾では電子レセプト、医療費の精算をオンラインにした。

オンラインだと15日で入金。100%入金。

紙でやると30日、しかも90%入金。

こうやった瞬間に、オンラインによる事務に完全に切り替わった。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演29



韓国も同じです。

オンラインだったら15日、書面だったら40日。

これで韓国もオンライン率がほぼ100%になりました。

たった5~6年で。



日本はこういうインセンティブはまったくなし。

日本は悪平等になっている。

紙でもオンラインでもインセンティブなし。

悪平等で誰が移るか。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演30



ですからしくみで、インセンティブで国を動かす。

そうするといけるわけですけども、日本の現役のお医者さんでも、改革は若いお医者さんはやる気いっぱいです。

やれるとおっしゃっています。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演31



どれくらい削減できるか。

さきほど言いましたように、年間10兆円削減できる。



年間100億円の電子カルテの配布コストで、10兆円規模の削減ができる。



税収が40兆円ない国で、医療費だけで40兆円超えてしまう。

国はなりたたない。





仕分け問題も大切ですよ。

100億円、1000億円の議論も大切です。



私に言わせればそれは重箱のすみっこだ。



大切な議論だけど、議論の桁が小さすぎる。

年間10兆円規模の議論をしたらどうですか。



会社でいえばそれぞれ役員とか事業部長が経費削減とかいろいろ言いますけど、社長が何をやらなきゃいけないか。

一番大きい急所から先にばさっと変える。



一番金が掛かっているのはどこか。

医療費。

38兆円が今のままでいくと52兆円になっちゃう。

これをせめていまのレベルに抑えましょう。

3割の効率アップをしましょう。



10兆円規模の構造的改革をしましょう。

ワンタイムではなくて。







民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演32



というわけで、IT立国を申し上げましたが、それは

国民の人事異動、

国のコスト構造の転換、

産業全体の見直し。



それをやるのに、基本的インフラになるのは何か。

電子教科書があっても貧乏人の学生、子供には電子教科書がそもそもつながってない。オフラインだ。

これではその子供だけ教育の機会均等が得られないわけですね。



田舎のおじいちゃんの家にいくと在宅医療したくても、電子カルテが訪問診断に行ったときにつながらない。

病院のデータが見れない。

これでは医療の機会均等がそこなわれる。





ということで、「光の道」という宗教的な名前は原口さんが言い出した名前ですが、宗教的なすばらしい名前ですが、別に宗教論をここで述べようと言ってるんではない。

日本の天下国家のインフラだ。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演33



それはすでに首相も日本の成長戦略のためにおっしゃっておられます。

日本の復活の鍵だ、と言っておられます。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演34



原口さんが総務大臣のときに、この「光の道」構想を原口ビジョンということで掲げられました。



2015年ごろを目処に、すべての世帯にブロードバンドサービスを実現しましょう。

という戦略大綱を今年の8月31日に発表されました。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演35



ぜひこれを、先生方のお力で、光の道3法案、来年の通常国会に提出いただき、天下国家の議論としてご議論いただいて、野党のみなさんにも説得いただいて、何党がいいとか悪いとかそういう小さな次元の話ではなくて、天下国家のために、あるべきだという議論をぜひ堂々と展開していただきたい。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演36



これは税金を1円も使わずに実現できる成長戦略であります。

1円も税金を使わずに。



よく先生方のところに陳情が来ると思いますが、私は行くのは嫌いです。

ましてやお金を下さい。めぐんでください。

そんな下品な陳情はいやだ。

心がすたる。



そんな金くださいという陳情ではなくて、税金を1円も使わずに、天下国家をよくしましょう、という成長戦略です。



民主党「情報通信議員連盟」総会でのSB孫正義社長講演37



税金を使ってやるのは策としては上策ではない。



会社で言えば、新しい事業部長が新事業を立ち上げるのに、まず3年は赤字を勘弁してください。会社のヒト・モノ・カネを使わせてください。そしたらのちのち立派にしてみせます。



こういう事業部長いますけど、たいていそういう人は成功しない。



そうではなくて、1年目から黒字にしてみせます。

しかも将来我社をしょって立つ事業部にしてみせます。



そうか、赤字でなくてやるならいいよ。

あまり議論いらない。







Part2に続く

孫正義、民主党議連で吼える。「わが国の情報通信戦略について」書き起こし Part2









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トラックバック一覧

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    • 2010年11月12日 04:02
    •  孫さんの凄さが一読でわかる。真剣に読むと鳥肌もののプレゼンですな。ワシも息子をIT戦士に育てねばっ!孫さん、明るい未来を照らす光の道を、日本全国にひいちゃって!!!  かくも斬新な戦略は、見事なまでのWin-Win-Win-Winを作り出していて、全体のスト...
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コメント一覧

    • 1. endless
    • 2010年11月11日 05:56
    • [太字]太字の文[/太字]
      すばらしい戦略ですね!
      確かに手を拱いてみているだけでは
      何も変わらない。
      行動しかないです。
      細かいことは修正できます。
      まずは企画・計画・実行することから
      何かが生まれます。
      実行あるのみです。
    • 2.
    • 2010年11月11日 20:23
    • ようは自分がいかに儲けるだろ。
      チョンまさよしは。
    • 3. イトウ
    • 2010年11月12日 13:26
    • > 孫への批判をそこかしこでする人たちへ
      孫は自分のポケットマネーをはたいてボランティアをする立場ではない。だから、孫が儲かる道を作ろうとしてるのは事実だと思う。だから何?だ。
      日なが自宅で警備員してるやつらが批判することは何もない。
    • 4. a
    • 2010年11月12日 20:11
    • 日本人は右にならえだから気をつけろ
      在日割引があった時点で信用することは今後も一生ない
      この記事の褒め方といい
      朝鮮人や創価学会と似た匂いをはなっているし
      なんでそんなにマンセーするの?普通社員じゃなきゃ
      そんなにマンセーする気おきるか?
    • 5. くだらない。
    • 2010年11月14日 01:32
    • もう、国内の銀行は孫を相手にしていない。
      それだけ「リスク」が大きいと判断しているため。
      そんな「リスク」に日本を任せることができるのか?
      総務省も、識者も、日経にも愛想をつかされているのに・・・。
      民主党はなにやってんだか・・・。
      このブログに客観性を加えるために、以下のURLをば。
      http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20101110/1028434/
      もし記事が削除されていましたら、「数値が信頼できない」というキーワードでググッて下さいな。
      このキーワードで検索されるのは「ソフトバンク 孫」の記事「だけ」です。日本で唯一の検索結果を是非!
    • 6.
    • 2010年12月03日 16:34
    • ようは失敗してつぶれるか、なにもせずにつぶれるかってことか。
      ま、何もしないよりはましだな。
      行動せずに批判をぬかす奴よりはよっぽど良いと思うけど、もう少し具体的に、でもって正確なデータというか見通しというか、出してほしいな。
      このデータじゃちょっと賛成反対の判断なんてできない。

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