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孫正義社長記者会見「光の道構想 今後の議論に向けて」書き起こし Part1

kokumaijp ライター: kokumaijp
カテゴリー: USTREAM
投稿日:2010/8/23
タグ: ustream





本日8月23日、総務省で「光の道」構想についてソフトバンク孫正義社長に対するヒアリングがあり、その後の記者会見がUSTREAMおよびニコニコ動画(ニコニコ生放送)で中継されました。



今後の日本にとっても大きな影響がある内容で、多くの国民が知っておくべき内容と思いますので、内容を書き起こします。



USTREAM録画

光の道構想 今後の議論に向けて

Part1は最初から40分過ぎまで。



関係資料

今後の「光の道」議論に向けて (PDF)

総務省事前提出資料 (PDF)

提出資料要約版 (PDF)



ニュース記事

総務省が「光の道」構想に関する非公開ヒアリング、「我々の案が間違っていれば頭を丸める」と孫社長 (日経BP ITpro)

「光の道」構想について孫社長が会見、NTTとの直接討議と情報開示を求める (INTERNET Watch)

孫正義氏、NTT幹部との直接対決を要求――“「光の道」構想” (RBB TODAY)



トゥギャッターまとめ

ソフトバンク孫正義社長『光の道』構想 今後の議論に向けて

2010/8/23に行われた 『孫正義氏の記者会見中継~「光の道」構想 今後の議論に向けて~』 のツイート要旨まとめ



孫正義社長記者会見1



聞き取れなかった部分や、聞き間違いなどあるかと思います。ぜひご指摘をお願いします。





それではさっそく始めさせていただきたいと思います。



今日はさきほど総務省で「光の道」に関する事業者ヒアリングがありました。



そこでお答えしてまいりましたけれども、この内容自体は、私の方としては最初から国民の皆さんに開かれた形でやったほうがいいんじゃないでしょうかと提案してまいりました。



少なくとも当社に対して聞かれた内容、それに対してお答えした内容については、今日皆さんにご報告をしておきたいと思います。



今日は総務省のみなさん、そして委員の先生方がおられる場で、今後の議論の進め方について一言提案を申し上げてまいりました。



そのことについても今日皆さんに開示しておきたいと思います。







この光の道というのは、名前が何か宗教的なイメージがあるとかコメントありますが、基本的には光ファイバーを日本の固定回線、現在あるメタル回線、こちらを全て光におきかえて、そしてその新しいインフラの上で、21世紀の日本が迎えるべき新しい情報社会のインフラとしてレベルアップしましょう。



それが国民のさまざまな情報に関わる生活のレベルアップにつながる。



ちょっと資料を一緒に見ていただきたいと思いますが。



我々が提案しておる内容というのは、その内容に入る前に、委員の先生方に申し上げたのは、いままでいただいておる39の指摘、あるいは質問にすべてお答えした。



今後の議論を加速するためには、ぜひともNTTの社長さん、あるいはそれに代わる経営陣の方と、直接事業者同士で討論、議論させていただきたい。



今日は委員の先生方と質問、それに対するお答えをしてきたわけですが、基本的に総務省にしろ、あるいは委員の先生方というのは、議論をするときのレフリーの役、行司役でありまして、レフリーの人に対してボクサーがパンチを打ちまくるというのは、どうもなかなか気が進まないものでありまして、この方々にあとで審査されると思うと、言葉遣いまで気をつけなきゃいけなくなってしまって、本気でがんがん言いにくいんですが。



本来ボクシングであれば、会社同士が直接パンチを打ち合って、レフリーは間にいて、行司役をする。審査をする。



本当の審査は、審査をするレフリーも生放送でテレビでボクシングの中継がなされますので、そのレフリーの判定がおかしいと思われると、国民からあとで大変な批判をあびる。



そういう構造が出来ているので、レフリーの方々も健全な緊張感を持って審査をする、ということになるんじゃないかと思うんですが。



そういう意味でも、議論のフォーマットとして、あくまでも事業者、当事者同士がお互いに意見を戦わせる。そして委員の先生方は国民の前で、開かれた形で、審査をする、提言をまとめる、ということであるべきだろう。

そうでないと国民全体にかかわるインフラを議論するのに10数名の委員の先生方がまるで国民のすべてを代表しているかの立場で、7対5でどちらの意見が勝ったと委員の先生が決めるというのは決めづらいだろう、立場的に。



そういうことを今日指摘してまいりました



しかもそれはできるだけインターネットでも、生放送でも、国民に開かれた形での中継、あるいはNHKでも民放でもテレビ放送上でできるのなら、それはそれでかまわない。



もう1つは、今日委員の先生の一部からご指摘がありましたが、我々はいままで提出している試算、数字について、それが本当に正確なのかというご指摘がありました。

しかももっと早くもっと多くの人々にくまなく公開するべきでしょうというご指摘もありました。

それは私どももまったくそのように思います



ただ、同じような意味合いで、NTTさんが公開していない資料がたくさんあります。

これらについても、数字ベースで議論をするのであれば、ぜひそれらの資料を公開していただいて、本当に我々の主張ではメタル回線と同等のコストで光線、物理線を提供できると我々は試算している。



孫正義社長記者会見55



孫正義社長記者会見56



もしそれが違っている、計算違いしているというのであれば、その根拠になる数字をNTTさんが公開されない限り、身のある議論にならない。



そういう意味で是非を問うために、かかわる数値については公開いただきたいと申し上げるわけであります。



以上のような話を前提として、光の道の質疑応答をしてきました。



今日は記者の皆さんのご質問にいろいろお答えしたいと思いますが、質問に答える前に、全体の流れを、いままで既に我々が光の道討論ということで、ジャーナリストの佐々木さん、委員の一員でもありましたけども、あるいは無線の大変な信奉者でもあります、池田信夫先生とも時間無制限で議論をしてまいりました。



そのときに出した資料を今日は要約して、まず何分間かご説明申し上げたい。その上で皆さんの質問にお答えしていきたい。



一部新たなページも加わっておりますので、それもまじえて、今から10分前後ご説明申し上げたいと思います。











孫正義社長記者会見2



まずこの光の道で実現したいこと、ということで、6200万回線すべてをメタルから光に置き換える、という内容であります。

しかもそれを税金を1円も使わずに行うということが2点目であります。



また、新たに公社を作るのか、ということに対しては、そうではなくて現在の民間企業でありますNTTを分社化するということですから、民間企業のままでこれを実現する。



その次に光の物理線を1400円のままで、つまりメタルの回線が1400円ですけども、メタル回線と同じ1400円で光の物理線も提供する。



次にブロードバンドサービス。

メタル線の上にADSLサービスがあります。これと同じように、光の上の光ブロードバンドサービス、こちらを提供する。



孫正義社長記者会見3



提供するときに、ADSLのブロードバンド通信サービス以下の金額で、光ブロードバンドサービスを提供する。



少なくともソフトバンクは、NTTさんが分社化されて、アクセス会社がメタルと同じ価格で提供できるという前提であれば、その上のサービスの、いわゆる上位レイヤーのブロードバンドサービス、光のブロードバンドサービスを、ADSL以下の価格で私どもは提供する用意がある。



私どもがADSL以下の価格で光サービスを提供すれば、競争上、これまでの経験から、NTTさんも同じく、ADSL以下の価格で提供されるのではないかと信じております。



そういう意味でこの光サービスは、世界的に見ても安い価格で、しかも高性能なものがお客様に提供できる。



今光ファイバーの利用率がまだ30%ぐらいしかない。残りADSLがあと30数%、それからケーブルとかそういうものがありますけど、少なくともADSLは光に全部置き換わるだろう。

なぜならば光のほうがスピードとか性能がよくて、価格がADSL以下になって、メタル線から光線に物理線が変われば、光サービスの利用率は一気に30%から60数%に倍増以上に跳ね上がるだろう。



そうすることでもともとNTTさんが掲げておられた3000万世帯での光サービスの利用という目標が一気に達成できる。



そして山間部も離島も含めて、日本全国どこの世帯でも誰でも、光サービスを使いたいという要望があれば使える。つまりユニバーサルサービスが提供される。



もちろん固定回線はいらない、無線だけでいい、という世帯に無理矢理に光線を引くわけではありません。



光を全国に提供する。



次。電子教科書、電子カルテ。

こういうようなものはすべて無償で通信サービスが受けられるようにしたい。少なくともソフトバンクはそういう用意がある。



黒い電話、固定電話しか使わないというお宅は、いままで通りの料金で光が利用できる。

ですから一切消費者にとってのコストアップにならない。







それではその整備方法について語りたいと思います。



孫正義社長記者会見5



アクセス会社、これは2.5兆円でまず100%のメタル線を光線に置き換える。

これは家庭の中の引込線まで含めて2.5兆円で完結させる。



そして実際に分社化されたあと、整備を開始して5年で100%メタルを全廃して光に置き換える。



孫正義社長記者会見6



2.5兆円でやれるという数字の根拠は次の5ページのところにあるわけですが、これは離島だとか山間部を含めて、しかも家庭の中に引きこむコストも含めて計算された数字が2.5兆円でございます。



孫正義社長記者会見7



で、さらに6ページのところですけども、よく光サービスの話をするときに、田舎のほうの光を使わないようなところにまで光を引くのは無駄だ。と言う方がおられます。

田舎のほうは光を使う人が少ない。そこに光を引くのは無駄だ。

こういう説を唱える方がおられますけども、それは間違いであります。



何が間違ってるかいうと、田舎ほどメタル、いま現在使われているメタル線の維持費が高い。

これがNTTのアクセス部門が赤字になっている唯一最大の理由です。



ですから田舎ほど都心よりもメタル線の維持費が高い。



孫正義社長記者会見9



8ページ。

田舎のほうは都心の5倍、維持費がかかっている。

維持費のコストが都会が4900億円、田舎が2700億円。

加入者の数が10分の1ですから、1世帯あたりの、1回線あたりの維持費が年間5倍もかかっている。



孫正義社長記者会見8



その理由は前のページにありますが、メタルの維持費は経過年数が経てば経つほど2次曲線でコストアップになる。

それから距離に応じてコストが増える。故障率が上がる。



田舎ほど距離が長くて、しかも田舎ほど古いメタルがある。

ですからこれは大変に田舎ほどメタルほど赤字を垂れ流している。

垂れ流している赤字をなんとしても1日も早く二重にかかっているコストをなくさなきゃいけない。



孫正義社長記者会見10



次のページ。

9ページのところが今現在メタルと光、二重構造にネットワークが張られていますので、維持費が年間1兆円以上かかっている。

これが約5000億に減るので、年間収益が5000億も改善する。



5000億も改善するのであれば、やらないより絶対やったほうがいいですよね。



5000億も収益が改善するのであれば、当然のことながら、今のメタル線以下のコストで光線が提供できるようになる。



孫正義社長記者会見11



11ページ。

黒電話しか使わない、あるいは普通に電話しか使わないところでも光を引く必要があるのか、ということですけども、先程言いましたようにメタルのほうが維持費が高いから光に変えるということなんですけども。



でもそういうお宅でも、引込線の内壁のところにWi-Fiのルーターを中にいれこんで、そうするとお医者さんが検診にきたときに、電子カルテがそのままWi-Fiでつながって自宅検診ができるということになりますし、孫が夏休みに遊びに来て、電子教科書が田舎のおじいちゃんの家でもWi-Fi経由でそのままつながって読める。



コストが今までのメタル以下になるわけで、電話しか使わないというお宅でも、光に変えてもマイナスポイントは何もなくて、プラスポイントはいろいろある。





今日は質問が飯野先生からも出ましたけども、このWi-Fiを誰が無償で提供するんですか、ということですが、少なくともアクセス会社が光を引けば、その上でWi-Fiのルーターを経由して上位レイヤーのほうにトラフィックが流れてきますけど、ソフトバンクは少なくとも電子教科書は、Wi-Fiであれば通信コストはゼロ円で提供する用意がある。



ソフトバンクがゼロ円で提供するということは、競争上、おそらくNTTさんだとか、KDDIさんだとか、他の会社も無償で提供するようになるだろう。



ということであれば、電話しか使わないご自宅でも、光ファイバーの恩典が、電子カルテだとか電子教科書においては、無償で利用できる。

通信収入無償で利用できるようになる。



孫正義社長記者会見12



次、12ページ。

したがって現在はADSLを使っている、メタルの上で使っているというのが、メタルと同じ1400円で物理的なサービスが利用できて、なおかつ電子公共サービス、これが無償で利用できて、その上位レイヤーのADSLのところが光ブロードバンドに変わって、これがADSL以下の値段でできれば、合計しても物理線はどちらも1400円、その上の通信サービスはADSL以下で光サービスが受けられるということになれば、合計の金額がいままでのADSL以下であれば当然、ADSLを使ってたお客さんは光にスムーズに移行していくだろう。



孫正義社長記者会見13



13ページ。

契約変更なしで移行できる。

これは前回の資料に加えて、新たに出したページでございます。



孫正義社長記者会見14



孫正義社長記者会見15



次、15ページ。

光の道は税金ゼロで、今言いましたようにメタルも光も同じ回線料金、1400円でできる。



孫正義社長記者会見16



16ページ。

これは先程から申し上げております、今現在はNTTのアクセス部門は年間2500億円の赤字になっている。

メタルの維持費がなくなる分、光の維持費は若干増えますが、NETで維持費が減るので、利益が3400億円出るようになる。

マイナスからプラスになる差額が5000億も年間出るようになる。



孫正義社長記者会見17



17ページがそれを計算した根拠の内訳。

これはNTT東西の会計資料から導いたものであります。



孫正義社長記者会見18



18ページ。

同じくNTTさんが公表する数値をもとに計算したというところを書いております。

ちなみに18ページの上のところ、右上のところの真ん中が2500億円の赤字が3400億円の黒字。

通信部門は今現在でも3000億円黒字なわけですが、黒字のまま移行できるだろう。



本当は上位レイヤーの通信サービスのほうも、アナログの電話交換機などがいらなくなりますので、コストダウンできる分だけ本当は増益になる可能性もある。当然競争もありますけども、そういう形になる。



孫正義社長記者会見19



19ページ。

フリーキャッシュフロー。年間4500億円のフリーキャッシュフローが出ますので、設備投資の2.5兆円は十分に資金調達ができる。

税金を1円も使わずに、公的資金を1円も使わずに、民間企業のままで資金調達ができる。



ということであれば、ぜひやるべきだろう。

国民負担はゼロで、しかも年間4500億円のフリーキャッシュフローがあれば6年分のフリーキャッシュフローで設備投資が全部まわってしまう。



ですから絶対やるべきでしょう。

資金調達もできる。







ちょっと10分を超えてしまいましたけども、少しこのまま続けさせてください。





孫正義社長記者会見20



孫正義社長記者会見21



21ページ。

アクセス会社を分離するときの構造であります。



孫正義社長記者会見22



22ページはその内訳。



孫正義社長記者会見23



23ページ。

国家としてのメリットとして、アクセス会社は左側にありますように、現在のNTT株主はそのままになります。

右側のほうも現在のNTTの株主がそのまま分社化した両方の株を持つことになる。

日本国政府が今筆頭株主ですけども、分社したあとの通信サービス会社のほうは、先日原口大臣が場合によっては国家が持っている株式は売却することもありうるかもしれない、ということが発言されております。



アクセス会社のほうは日本国家が依然として3割株を持ったままの状況が私はのぞましいと思いますけれども、競争会社であります通信サービス会社のほうは、分社化したあとは場合によっては政府は株式を売却してもよいのかもしれない。

売却すれば日本政府に何兆円かのお金がはいりますので、これは日本国政府の財政再建に活用できる。



税金を使って光ファイバーを引くのではなく、むしろ国家の収入が、売却益が出てくる。国庫への財政再建に使える、ということであります。



孫正義社長記者会見24



24ページ。

上位レイヤーの通信サービスは、競争がより激化するということで、国民からみればADSL以下の価格でさまざまなサービスを選べる。国民にとってはいいことだらけだ、と私は思います。



孫正義社長記者会見25



孫正義社長記者会見26



26ページ。

今は90%のところに家の近所まで光が来ている。

実際に使われているのは、もったいない話ですけども33%しか使われていない。

先程から言っておりますように、右側にありますように、ADSLは少なくとも全部新しい光サービスに移行するであろう。

そしてさらに電子カルテや電子教科書は無償で使われる。



ということになると、光の利用率は30%ではなく100%になる。

固定回線を引いている家においては、光の利用率は100%になる。



孫正義社長記者会見27



27ページ。

デジタル教科書については端末を無償ですべての1800万人の学生、プラス教員に無償で配る。

そして通信サービスも無償で通信会社が提供する。



よく電子カルテだとか電子教科書の話を最近私がツイッターでもやっておりますが、それはソフトバンクが儲けたいからやるんだろう、我田引水だろう、という話が時々ツイートされます。



それはうがった見方、下衆の勘繰り。

それほど心は卑しくない。



私としては電子教科書、電子カルテというものに対して無償でWi-Fiを利用できるという形で出したい。



ちなみに電子教科書は家の中で無償でWi-Fiで使える。学校で無償でWi-Fiで使える。

ですから学校と家の途中で、携帯回線の電波を使ってやりたいというときには、それは各社がいろんな形で通信サービスを提供することになるのかもしれません。



基本的に私は電子教科書は一般の3G回線みたいなものはなくてもいいんじゃないか。

家の中で新しくページが更新される。

もちろんメモリーチップは何ギガバイトもはいってるわけですから、当然電子教科書は入ってる。新しくページの中身を変えるときだけ、通信する必要がある。



道端を歩いているときは必ずしもいらないでしょう。

勉強は家の中か学校でする。あるいは塾でする。

そういうところはWi-Fiで無償で使える。



電子カルテも同じような形でやる。



孫正義社長記者会見28



28ページ。

通信サービスは無償でもハードで儲けるんだろう?

指摘される場合がありますが、基本的にハードはiPadとかに限らず、iPadを使いたいという場合もあるでしょうが、今から5年後くらいの話を考えているわけで、どちらにしろ光の道ができるのは5年ぐらいかかるわけですから、電子カルテだとか電子教科書も5年ぐらいかけてハードを用意する。

あるいは中身のコンテンツを用意する。アプリケーションを用意する。



そのころにはiPadもあればアンドロイドパッドもあれば、あるいはマイクロソフトのWindows Mobileのパッド、Windowsのパッド、こういうものもいろいろあるでしょうから、選択肢はオープンにさまざまにある。



さまざまにあるオープンな選択肢の中から選べばいいわけで、そうすれば5年後には1台あたり2万円ぐらいで十分に高機能なハードができるでしょう。



孫正義社長記者会見29



2万円のハードを6年償却でやりますと、月々280円ぐらいでできる。

現在子供手当てが13000円ですから、13000円の内数として、子ども手当の支給の仕方を、電子教科書用の費用が実費として280円、それ以外が12720円ということでいけば、合計今の子ども手当の範囲の中でいける。



いま子ども手当を一生懸命配っても、ときどき親のパチンコ代に消えるとか、あるいは親の貯金に消えてしまうという話を時々聞くわけですが、こういう形でちゃんと13000円の内数として子どもが学校の教材を使うということであれば、あらたな国民負担なしに、あらたな国家の負担もなしに、無償でハードも手に入って、通信サービスも無償で手に入る。



ですから少なくともソフトバンクとしては、我々が我田引水したいという卑しい思いで提唱しているわけではないということを、改めて申し上げたい。



孫正義社長記者会見30



30ページ。

クラウド。

基本的に医療クラウドも教育クラウドも、ネットワークの上のクラウドサービス。

これまた日本国家がクラウドを持ってやる。

ほとんどがPCサーバー、ブロードサーバーですから、大したコストはかからない。



特に製薬会社がクラウドを利用するでしょうから、製薬会社がクラウドの利用料を払えば、クラウド自体はコストは十分に、製薬会社が払う費用で、製薬会社から見れば、今までの薬の開発コストの、メンテコスト、たとえば薬に副作用があって回避しなきゃいけない、新しいデータを取らなきゃいけないとか、あるいはプロモーションするとか、そういうときに製薬会社は上手な有効利用ができます。



いままでよりもコストダウンできる分、クラウドに対する利用料を払っても、製薬会社のほうとしてもメリットがある。



そうすると、お医者さん、子供たちはクラウドを無償で利用できる。



お医者さん用の、看護師用のハードのコスト、さきほどの電子教科書と同じハードでできますので、同じく月280円くらいのコストでできる。



月280円のコストぐらいであれば、国家が払っても大した額ではない。年間120億ぐらいでできる。



孫正義社長記者会見31



年間120億が高いか安いかということでいきますと次のページになりますが、この電子クラウド、電子カルテと医療クラウドを行うことによって、現在の二重診療のコスト、現在の医療事務のコスト、こういうものが著しく削減できる。



それは治療のレベルをさげてコストを削減するのではなく、治療に直接かかわらない、副次的なコストを大幅に下げられるだろう。

私の読みでは3割ぐらいは下げられるはずだ。



3割さげると10兆円以上の削減ができる。

年間10兆円以上の医療コストが削減できるのであれば、年間120億円ぐらいの電子カルテ用のハードの費用ぐらいは十分にお釣りがくる。



孫正義社長記者会見32



最後のページ、32ページ。

このように社会的意義の大きい医療だとか教育だとか、その他行政のものに使うということであれば、離島に住んでいようが、山間部に住んでいようが、決して切り捨てることなく、ユニバーサルサービスとして、現在メタル回線を引いているところにすべて光に置き換える。



光が無駄なんではなくて、メタルが無駄。

メタルも光もいらない、無線だけでいい、という人には無理やり引くわけではありませんけれども、基本的にメタルは光に置き換えましょう、ということを申し上げているわけであります。



そういうことで、田舎にたまたま生まれてしまったから、教育レベルが電子教科書が使えない、医療クラウドが使えない、ということにならないですむ。



これが21世紀の新しい人権ではないかと思うわけであります。



ちょっと話が最初の予定よりだいぶ長くなりましたが、つい興奮しました。

ご容赦いただきたいと思います。



ここから質問にお答えしたいと思います。















続きはこちら

孫正義社長記者会見「光の道構想 今後の議論に向けて」書き起こし Part2








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孫正義ソフトバンク社長の講演・対談・スピーチ書き起こしまとめ (ツイッター総研)


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コメント一覧

    • 1. HAT
    • 2010年08月24日 19:20
    • 書き起こしありがとうございます。XXはきになるので
      >以上のような話を前提として、光の道のxxをしてきます。
      質疑応答をしてきました
      >あるいは無線の大変なxxでもあります
      信奉者
    • 2. kokumaijp
    • 2010年08月24日 19:57
    • HATさん
      ご指摘感謝です!
      助かりました。
      いただいた内容を反映させておきますね

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